研究課題/領域番号 |
17K03024
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
淺間 正通 東洋大学, ライフデザイン学部, 教授 (60262797)
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研究分担者 |
前野 博 至学館大学, 健康科学部, 准教授 (00369597)
山下 巌 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (70442233)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ウェブ教材 / リエゾン教材 / 四技能 / 小中接続 / 目標語彙数 |
研究実績の概要 |
本年度は、3年間での研究の集大成、すなわち研究課題の核心とも言える「キヴァプログラム(「なぜ」の思想)援用型小中英語ウェブリエゾン教材の開発」を軸足に据えて研究を行っていった。 このウェブリエゾン教材の開発にあっては、本研究代表者が過去に大学用英語eラーニング教材を開発した際に、そのプラットフォームの特長として位置付けた「自動繰り返し機能」および「苦手事項抽出機能」を援用すべく当該リエゾン教材のシステム開発に着手した。特に小学校5.6年生で英語目標語彙数が600語から700語、そして中学校段階で学ぶ現在の1200語が新学習指導要領では1600語から1800語にも増えてゆくことを考慮し、ウェブ上での語彙習得プロセスを文脈を手掛かりとする手法でいかに構築するかに腐心した。 また通常のウェブ教材の開発にとどまらず、研究分担者と共同でTBCL(Text Based Collaborative Learning)システムによる協調学習教材のサンプルユニットを作成し、自然な語彙習得の新たな方向性をも模索した。 ただし、小学校英語教科化の具体像がかなり直前まで見えづらい状況にあったこともあり、より現実を把握した上でのウェブ教材制作がその洗練度を高める上でも不可欠と考え、本来ならば2019年度が研究最終年度となる予定であったが、あえて最終年度を1年間延長し、2020年度とすることでより実態を反映した小中英語ウェブリエゾン教材の作成開発へと繋げることとした。なお、2019年度に基本設計のプラットフォームは構築されているので、素材の配置および配列の見直しが急務となる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
教科書も含めて小学校英語教科化の具体像が煮詰まったのが比較的直前となったことから、ウェブ上における四技能の扱いに戸惑いが生じ、とりわけ文法形態素などの扱いにはさらなる検討が必要であると判断し、教科化スタート後の一定期間の現場での進捗をも観察すると同時に、そこで生じつつある多様な問題等の分析も必要であることから、さらなる課題としての検討の必要性を感じ、最終年度を1年間延長することした。円滑に承認も得られたことから、残るウェブ教材の四技能連携部分に関しては、2020年度に行うこととした。よって、研究課題の進捗状況にあってはやや遅れているとの判断に至っている。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度(最終年度)は、開発したウェブ上のリスニング教材・リーディング教材・語彙習得教材に、さらにライティングとリーディングを絡ませてステップアップさせながら小中接続のスムースな進展を果たすウェブ教材づくりに専念することとなる。特にCGIを駆使して設計する提示部分に関しては、研究分担者にPerlなどの言語に明るい者がおり、より洗練されたシステム設計開発を企図する次第である。
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次年度使用額が生じた理由 |
小学校英語教科化の具体像が見えたのが比較的教科化直前ということもあり、教科化が始動してからの問題点を見据えた上でウェブ教材の完成に至るのが理想的であると考えた。そこで最終年度を1年延長申請して承認を得るに至った。よって2020年度が最終年度となるが、国内の現場視察と担当教員ヒアリングのための旅費として使用計画を立てている次第である。
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