研究実績の概要 |
第1、実施計画の国際学会での報告を論文として査読付きの学会誌に掲載することについて。論文として学術雑誌に掲載された。それが、The Strategy of I.K. Kirilov toward the South-East Russia,Cross-Cultural Studies: Education and Science,Vol.3,Issue II,June 2018,pp.7-20.(査読有)である。 第2、研究の進捗状況に関して国際的な観点からレヴューを受けるための方法について。上記の論文を基にThe Academic Expeditions in the Eighteenth-Century Russia and the Changing Space Recognition: The Strategy of I.K. Kirilov toward the South-East Russiaと言うテーマで、国際学会Study Group on Eighteenth-Century Russia: X International Conference(2018年7月6~11日、ストラスブール)で報告した。 第3、報告内容の検証について。2019年1月と3月の2度にわたりロシアに出張をして、モスクワにある国立図書館および歴史図書館、さらに古法文書館(RGADA)での資史料調査を行った。それによって、報告内容についておおむね正しいことが証明されたものの、新たな問題点も見いだされた。 第4、外国人研究者との研究交流による研究の進展を図ることについて。18世紀ロシア史の専門家である科学アカデミー国民経済・国家勤務研究所リペツク支部ペトロヒンツェフ教授およびモスクワの古法文書館館員エルモラーエフ氏から、バシキール人の民族英雄の記述について新たな見解を得ることができた。
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