組織における人間のキャリア形成において、問題となるのがキャリア中期に該当する40歳代である。本研究では、多様な組織へのアンケート調査による定量分析と、ヒアリング調査による定性分析に基づいて、40歳代のモティベーションが他の年代よりも統計的に有意な水準で低いことを検証した。また、モティベーションを規定する概念として、自己効力と学習とを抽出し、キャリア中期の危機に対応するコーピング・モデルを構築した。さらに、コーピングを有効に機能させるための研修プログラムを設計して、トライアルとして実施した。国内外に、学術論文4編、プレシーディング7編、学会発表8編、報告書3編の研究成果を提供した。
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