研究課題/領域番号 |
17K04015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 事業創造大学院大学 |
研究代表者 |
富山 栄子 事業創造大学院大学, 事業創造研究科, 教授 (40449426)
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研究分担者 |
塩地 洋 京都大学, 経済学研究科, 教授 (60215944)
李 在鎬 広島市立大学, 国際学部, 教授 (40342133)
崔 裕眞 立命館大学, グローバル教養学部, 教授 (20589725)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | BoP / グローバルマーケティング / 自動車産業 / 自動車リサイクル / SDGs / ESG / CSV / エコシステム |
研究成果の概要 |
本研究では新興国における自動車産業のグローバルマーケティングについて研究を行った。自動車リサイクル企業の国際化とグローバルマーケティングでは、CSVの観点から分析を行い、競争優位構築の要素として機能・品質・価格、社会的課題解決の大義、ルールの形成、エコシステムの構築拡大再現であることを明らかにした。そして、中古車流通そして自動車が使用済(廃車)となった後の解体/リサイクルのプロセスの重要性と解決策について提案した。また、自動車部品メーカーの国際合弁事業における成功要因および組織文化と組織能力の根幹を探求する経営哲学の全社的共有プロセスについて探究した。
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自由記述の分野 |
グローバルマーケティング
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本自動車メーカーの中古車の中古部品は品質が良く、新興国や発展途上国で取引され使用されている実態が明らかになった。このことは、新興国や発展途上国の資金不足によるモビリティ不足という社会的課題を日本企業がリユース事業で解決しているとともに、人材育成も行い「産業報国」に資すものであり事業で社会的課題を解決するCSV として有効であり、今後増加が見込まれる新興国や途上国の社会的課題の解決のための事業の競争優位要素とプロセスを発見することができた。日本の経営実践事例分析でありながらも探求された本質は世界の経営実践に共通する必須要素でありグローバルな一般化・普遍化の見通しのある理論体系の構築に寄与した。
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