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2020 年度 研究成果報告書

グローバルエリートに見る、若者の社会意識形成とソーシャルメディアに関する実証研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K04156
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会学
研究機関中央大学

研究代表者

辻 泉  中央大学, 文学部, 教授 (00368846)

研究分担者 松田 美佐  中央大学, 文学部, 教授 (30292783)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードグローバルエリート / 社会関係資本 / ライフヒストリー / ソーシャルメディア / 若者 / 橋渡し型/結束型 / 外向き/内向き / モビリティ
研究成果の概要

本研究では、社会のグローバル化の進展と対照的に、いわゆる「内向き」化の傾向が指摘されている日本の若者について、いかにそのモチベーションを高め将来展望や社会への意識を開かせ「外向き」化しうるかという課題に取り組むため、複数の実態調査を行い、解決策に至るヒントを探った。
主としてアンケートとインタビュー調査を行い、前者については大都市と地方都市の大学生を対象にオンライン形式で行い、多数の若者における「内向き/外向き」化の実態と背景について分析した。後者については、グローバル社会への関心が強い少数の若者を対象に、国内外数地点において、ライフヒストリー法を用いた聞き取り調査を行いその背景を探った。

自由記述の分野

文化社会学、メディア論

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の社会的意義は「内向き/外向き」化といった、グローバル社会に関する若者たちの意識の実態を、実証的に明らかにしたことにある。大学生を対象としたアンケート調査からは、基本属性の中でも、性別などよりも居住地域による差が目立っていた。また少数のグローバルエリートならびにその予備群を対象とした聞き取り調査からは、基本属性以上に、特別なライフイベント経験の有無が「外向き」化する意識形成の背景に存在していることが明らかになった。
これらの知見を複数の調査を組み合わせて明らかにし、理論的には近年注目が集まっているモビリティ論に接続させながらその成果をまとめたところに、本研究の学術的意義があるといえる。

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公開日: 2022-01-27  

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