本研究では慢性疼痛の認知行動療法施行後の疼痛の重症度の改善について、治療前における予測因子として①人格特性に関する認知行動療法施行後の疼痛症状変化の予測因子②認知的な側面に関する認知行動療法施行後の疼痛症状変化の予測因子③抑うつ症状や身体化傾向に関する認知行動療法施行後の疼痛症状変化の予測因子を検証することとした。 研究を開始し、マニュアルの整備や他疾患における効果予測因子の研究等の一定の成果を上げることができた。しかし当初の想定ほどの研究参加者が集まらず、コロナウイルス感染症拡大の影響のため附属病院も研究参加者のリクルートに協力できないため、必要なデータの収集が困難となり研究は終了とした。
|