入職後1年から3年の養護教諭を対象にが「現職の初任段階でどのような研修が必要か」について半構造化インタビュー調査を行い、その後、3回の研修会を開催した。その結果、初任段階における不安や悩み16項目を抽出した。この16項目を用いて修了間際の養護教諭特別別科生を対象に調査を行った。その結果、「救急処置(外科的なもの)」「救急処置(内科的なもの)」「保護者への対応」に対する不安が多く示された。また、研修の希望時期では、入職前3月が最も多く、入職後2月にかけて減少していた。「執務の中で生じた疑問や問題」は、年間を通して希望する者がいた。 初任者の研修は、入職した年度を通して研修の機会が必要である。
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