申請者は中学校技術科の教員養成において、デジタルデータを使用した緻密なものづくり教育を実施してきた。本研究では、これまでの教材開発環境をさらに発展させ3Dプリンタ、CNC加工機、レーザーカッターを配置した新しいものづくり環境を構築し、デジタルファブリケーション技術を利用した教材開発と教員養成を目指している。 デジタルファブリケーション技術の特徴はものづくりのデータがすべてデジタルデータとして取り扱えることが挙げられる。この特徴を生かして大学と附属中学校とが連携し、デジタルファブリケーション技術を利用した授業展開が可能な次世代の技術科教員を養成するためのカリキュラムと教材の開発について検討した。
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