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2019 年度 研究成果報告書

シリコン共振器を用いた1チップ量子もつれ光源の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K05091
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 光工学・光量子科学
研究機関国立研究開発法人情報通信研究機構

研究代表者

藤原 幹生  国立研究開発法人情報通信研究機構, 未来ICT研究所量子ICT先端開発センター, 研究マネージャー (70359066)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード量子もつれ / シリコンリング / time-bin / Cバンド
研究成果の概要

半径10μmのシリコンリング共振器を使用し,四光波混合を用いた小型のtime-bin量子もつれ光源の開発を実施した.このシリコンリング共振器は2入力2出力の構造を持っている.導波路の構図は400nmの幅,厚みは200nmである.また,リングと導波路のギャップは350nmである.我々はこの小型シリコンリング共振器を用いてCバンド内に2つのペアの量子もつれの発生を成功させたのに加え,2入力,2出力時の2ペアの量子もつれの生成にも成功した.

自由記述の分野

量子光学

研究成果の学術的意義や社会的意義

量子光回路の小型化にはシリコンでの光学回路の実現が有望である.我々は小型のシリコンリング共振器1つで,2組の量子もつれの生成に成功した.またCバンド内で2組の量子もつれの生成にも成功している.また,動作温度を変化させることにより,波長の微調整も可能であることを実証した.この成果は量子もつれを用いた量子暗号装置の小型化や,シリコンフォトニクスを用いた光量子回路に貢献できる可能性がある.シリコンフォトニクスは超伝導材料との親和性も高く,単一光子検出器との集積化も期待できる.

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公開日: 2021-02-19  

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