研究課題
基盤研究(C)
本研究は、光周波数コムおよび電気光学サンプリング法を用いたテラヘルツ帯信号源デバイスの周波数安定化技術の開発を目的として実施し、①テラヘルツ帯信号源の安定化に必要な検出感度および帯域を実現、②Gunn発振器の周波数安定化を実証、および③テラヘルツ計測システムを小型化するためのテラヘルツ波プローブを用いた100GHz帯テラヘルツ波検出を実証した。
テラヘルツフォトニクス
本手法によるテラヘルツ帯周波数/スペクトル計測は、高い周波数精度を持つマイクロ波信号に対してトレーサブルな測定手法であるため、テラヘルツ波の周波数を高い精度で決定できる。したがって、本研究の成果を用いることにより、テラヘルツ波信号源を高度に安定化することができ、近年開発が進んでいる量子カスケードレーザーや共鳴トンネルダイオードなどのテラヘルツ帯信号源デバイス開発の計測・制御技術となり得る。