本研究の目的は、グラフェン/ZnOナノロッド/グラフェンのサンドイッチ構造の作製である。この構造により、フレキシブルで高感度なフォースセンサーの実現が期待できる。そのためには、グラフェン上へのZnOナノロッド直接成長の最適化、サンドイッチ構造を完成させるためのZnOナノロッドとグラフェンシートの接合条件の確立にある。 本研究で得られた主な成果は、1)ZnOナノロッドの直接配向成長を決定するグラフェン状態の確認、2)基体条件最適化によるグラフェンの均一化、3)導電性高分子PEDOT:PSSを用いてZnOのナノロッドとグラフェンシートを接合させたサンドイッチ構造の完成にある。
|