アジョイントフェルミオンを含むSU(N)ゲージ理論のラージN極限での質量スペクトルを、ツイストされた時空縮約マトリックスモデルの数値シミュレーションによって非摂動論的に研究した。理論のダイナミクスは、含まれるアジョイントフェルミオンのフレーバー数Nfに強く依存する。実際Nf=0および1の理論は閉じ込め(コンファイニング)理論、Nf=2の場合は赤外固定点を持つコンフォーマル理論、またNf=1/2の理論はスーパーシンメトリックな理論である。質量スペクトルの非摂動論的計算を通して、理論のダイナミクスの詳細を系統的に調べた。
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