研究課題/領域番号 |
17K06369
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
木村 孝之 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 准教授 (50302328)
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研究分担者 |
増澤 徹 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 教授 (40199691)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 磁気センサ / 集積化センサ / 微細コイル / 位相限定相関 / ホール素子 / CMOS |
研究成果の概要 |
磁気ビーズと集積化磁気センサを用いることで、創薬やスクリーニングに適用可能な細胞観測・順送り運搬システムに関する研究を行った。磁気ビーズを駆動するための微細なコイルや、そのビーズを観測するための磁気センサを、集積回路技術により作製した。作製した磁気センサでのノイズが入力磁場換算で0.21mTp-pまで低減することができた。また、作製したコイルにより、磁気ビーズを30μm/sの速度で運搬することができた。さらに磁気ビーズの位置検出処理を8000回/秒で行うための改良を行った。
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自由記述の分野 |
集積回路工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
磁気ビーズを操作するための微細コイルや、磁気ビーズを観測するための集積化センサに関する研究はこれまで行われてきているが、本研究の様に操作と観測を同時に行うシステムに関する研究はほとんど行われていない。本研究では研究代表者が実現してきた磁気ビーズの操作・観測システムにおいてボトルネックとなっていた磁気ビーズの操作速度と観測のスループットを向上することを目的とし、向上を実現できた。そのため、本システムを創薬やスクリーニングに応用することでより当該分野での研究効率を上げることが期待される。
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