四国で発生するフライアッシュ及び銅スラグを多量用いたコンクリートとして、消波ブロックへの適用を視野に、銅スラグ細骨材に加えてマンガンスラグ粗骨材を骨材として全量使用し、さらにフライアッシュを多量混和した重量コンクリートの施工性能、強度特性、乾燥収縮特性を検討した。 その結果、普通ポルトランドセメントとフライアッシュ、スラグ骨材を組み合わせることでブリーディング量は0.1cm3/cm2以下に抑えられた。また、振動下での変形性はスラグ骨材使用により向上した。強度特性は、スラグ骨材使用によって長期強度が増進する可能性が示され、乾燥収縮量はスラグ骨材使用によって大きく低減できた。
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