研究課題/領域番号 |
17K06536
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
徳臣 佐衣子 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 特別研究員 (40646121)
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研究分担者 |
森 和也 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (50190989)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 非破壊検査 / 外壁検査 / 打音検査 / のり面検査 |
研究成果の概要 |
地震直後の建物外壁の点検を目的として,高速に外壁検査がおこなえる吊下げ型打音検査装置を開発した.4個のホイールを持つ装置を建物の上部より吊下げ,上下方向に移動しながら打音検査をおこなう.装置にはモーター駆動の打音装置,壁面吸着のためのファン,マイクロフォン,ビデオカメラが搭載されている.検査結果は,検査と同時に点検者に送られる. さらに,この装置を改造して道路のり面の打音検査装置を開発した.この装置では,打音装置をホイール駆動にすることによって,外部電源を不要にした.検査速度は壁面用装置と同様である.
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自由記述の分野 |
非破壊検査
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本は地震や台風などの自然災害が多い.このような災害に備えるためには,社会資本の効率的かつ経済的な検査方法が必要である.本研究では,まず,地震直後の建物外壁の点検を高速におこなうことができる装置を開発した.地震直後は,まず,その建物の安全性を早急に確認する必要性が生じるからである. さらに,この装置を改造して,道路のり面の点検装置も開発した.豪雨が発生すると道路のり面の崩壊が発生することがあるが,その予防のための高速打音検査装置である.
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