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2019 年度 研究成果報告書

微細藻の増殖特性向上に向けた熱ショック応答の応用

研究課題

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研究課題/領域番号 17K06924
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 生物機能・バイオプロセス
研究機関神戸大学

研究代表者

勝田 知尚  神戸大学, 工学研究科, 准教授 (50335460)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードヘマトコッカス プルビアリス / クロレラ ソロキニアナ / フローサイトメトリー / 熱ショック応答 / 細胞周期 / 細胞同調
研究成果の概要

CO2 を炭素源に利用する微細藻類の培養において,培養温度と照射光強度を概日周期で変化させて増殖挙動を比較検討したところ,一定に保持するときの最適温度ともはや細胞分裂が停止する温度との間で 12 h ごとに変化させると,最適温度で一定に保持するときよりも増殖速度が 1.4 - 2 倍まで増大すること,ならびに誘導期間が 1 d 短縮されることが確認された.この増殖性の向上は細胞周期の同調に起因し,分類学上異なる綱に属する微細藻類でも生じることが明らかとなった.

自由記述の分野

バイオプロセス

研究成果の学術的意義や社会的意義

CO2 を利用して色素などの有用物質を生産できる微細藻類は,価格競争力のある工業生産のために,増殖性の優れた藻株や効率的な培養法が求められている.本研究によって明らかになった手法は,種々の微細藻類に対して適用可能であるとともに,培養温度や照射光強度を維持するためのエネルギー消費を削減することも期待できるため,微細藻類を利用した有用物質の生産に広く役立つことが期待される.

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公開日: 2021-02-19  

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