曲線格子に、長さ方向の伸縮、曲面に対する法線方向の面外曲げ、それに直交する面内曲げを与えることによって任意の曲面形状を得るアルゴリズムを開発した。これを仮に、曲面上の曲率線格子ではない、任意の曲面上の格子で行う場合、面外曲げ、面内曲げ、伸縮の他、ねじりを与える必要があり変形が複雑になる。曲率線格子を考慮することで、成形に伸縮と2軸方向の曲げ成分だけで対応でき、機械的な実用化が容易になる。 将来的には、この理論を機械装置として船舶等に実装することで、その時々の状況に応じて最適な形状にコントロールする、Transformable Ship等の実現を目指し、船舶、鉄道等の省エネ技術に貢献する。
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