研究課題/領域番号 |
17K07312
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
PETER GUENTERT 首都大学東京, 理学研究科, 客員教授 (20392110)
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研究分担者 |
池谷 鉄兵 首都大学東京, 理学研究科, 助教 (30457840)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | protein NMR / in-cell NMR / resonance assignment / automated assignment / methyl groups / isotope labeling |
研究成果の概要 |
従来の溶液NMR法では,高分子量蛋白質や細胞中の蛋白質などの構造解析は,困難とされてきた.こうした分子は,信号の幅広化と重なりにより,原子核共鳴信号帰属が複雑・不確定になるためである.そこで,スペクトルの単純化が可能なメチル基選択などのスパース選択標識法が考案されているが,これは情報のスパース性が高く,帰属は難しいままであった.本課題では,Methyl FLYA法の開発に取り組んだ.これは,既知の構造の情報を利用することで,NOESYスペクトルのみから,メチル基選択標識蛋白質の自動帰属を可能にする.本手法を用いて,468kDaの高分子量蛋白質や,生きた細胞内の蛋白質の自動解析に成功した.
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自由記述の分野 |
Biomolecular NMR spectroscopy
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
The methods developed in this research project makes new classes of proteins more easily accessible to detailed NMR studies. Previously, NMR resonance assignments for these proteins could only be determined by time-consuming experimental methods such as extensive mutagenesis.
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