当初の研究計画が技術的に困難と判明した為、上皮細胞での発現が強く期待されるクラシカルカドヘリン遺伝子のクローニング、大腸菌で発現させた組み換えタンパク質を抗原としたポリクローナル抗体作成を試みたが、得られた抗体価が低く成功に至っていない。一方、襟細胞の上皮間充織転換が起きている可能性が高い芽球形成過程に着目、各個体で同調した芽球形成過程を進行させ得る誘導系を確立、RNAseqを共同研究で行い、7日間の過程で発現変動する遺伝子群を抽出、各段階での発現変動を解析した。今後、襟細胞の上皮間充織転換の可能性が高い時期に発現が上昇する候補遺伝子群のWISHを進める予定である。
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