Clostridium acetobutylicum無細胞抽出液にL-[35S]システインをトレーサーとして加えオートラジオグラフィーにより解析したところ、NifU様タンパク質が35S放射標識されていることが明らかになった。当該遺伝子をPCRにより調製しpCold Iベクターに挿入して発現系を構築し、組換えNifU様タンパク質を得た。大腸菌システインデスルフラーゼIscSおよびL-[35S]システインを用いた硫黄転移系を用いて、得られたNifU様タンパク質の硫黄受容能をin vitroで解析したところ、35S放射標識量の経時的な増加が認められたことから、硫黄受容能を有することが確認された。
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