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2021 年度 研究成果報告書

代謝産物関連遺伝子解析に基づくカフェイン代謝変化とパーキンソン病症状相関の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 17K07797
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 食品科学
研究機関常磐大学

研究代表者

住吉 克彦  常磐大学, 人間科学部, 准教授 (10445471)

研究分担者 斉木 臣二  順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (00339996)
波田野 琢  順天堂大学, 大学院医学研究科, 准教授 (60338390)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワードカフェイン / パーキンソン病 / 代謝
研究成果の概要

本研究の目的は疫学的にパーキンソン病(PD)発症抑制効果があるとされるカフェインについて、PD患者/対照群血清でのカフェイン代謝経路を、液体クロマトグラフィー(LC-MS)を用いて検討することにより、分子病態への関与を解明し、治療標的分子を同定することで、PD患者が対照群に比し、血清カフェインおよびその下流代謝産物が低下していることを見出し、バイオマーカーとしての有用性を検証する。また、カフェイン代謝経路の異常に関与する遺伝子のPD患者群における変異・多型検索を行い、メカニズムの検証行った。カフェインおよびカフェイン代謝物プロファイルの低レベルは、早期PDの有望な診断バイオマーカーを示唆した。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

パーキンソン病(PD)有病率は、わが国で 2 番目に多い神経変性疾患で、50 歳以降の発症が多い。発症 10 年以内に 40%の症例が認知症を呈するとされ、アルツハイマー型認知症などの他の認知症との共通病態も予測されている。10-20 年に及ぶ長期にわたり運動機能障害を呈するため、医療・介護的負担が大きく、現時点での治療は対症療法にとどまり根本的治療法はない。本研究の目的は疫学的にPD発症抑制効果があるとされるカフェインについて、 PD 患者のカフェイン代謝経路を、液体クロマトグラフィー(LC-MS)を用いて検討することにより、分子病態への関与を解明し治療標的分子を同定することである。

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公開日: 2023-01-30  

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