研究課題
基盤研究(C)
妊娠認識時の牛子宮内膜で発現が増加するケモカイン(CCL2,CCL8,CCL14,CCL16,CXCL10)のうち、CCL8とCXCL10が免疫細胞(白血球)でも発現が増加すること、また、自身の遊走を刺激することを明らかにするなど、子宮内膜―免疫細胞間のクロストーク機構にケモカインが密接に関与することを明らかにした。
動物生命科学
妊娠認識時の牛子宮内膜および免疫細胞間におけるケモカインクロストーク機構の解明により、長年の課題である早期胚死滅に起因する受胎率低下の改善に向けた、妊娠初期胚の生存性や機能更新、子宮への着床を誘起するためのケモカインを用いた新たな繁殖機能制御技術の開発などにつながることが期待される。