最初に健常な猫において、構成の異なる成分の市販フードを用いて給与後の糞便マイクロバイオームを調査した。結果として、高脂肪食および高繊維食で特徴的な糞便マイクロバイオームになることが分かった。また、高繊維食はやせ型の腸内細菌叢になることが分かった。また軟便、下痢の猫に対し、可溶性繊維やプレバイオティクス繊維を含有したフードを与え、臨床症状や糞便マイクロバイオームに変化があるかを検討した。その結果、臨床症状は大きく改善し、糞便マイクロバイオームにも変化が認められることが分かった。これらの結果は、肥満や糖尿病および消化器疾患の猫の管理に有用な知見になると考えられる。
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