error prone PCRで調製されたADP/ATP輸送体の変異cDNAライブラリーと酵母の高効率なgap-repair cloning法を併用して、ボンクレキン酸存在下で輸送機能の復帰したADP/ATP輸送体の変異株を獲得する実験を進めた。その結果、すでに知られていたL142S、G298Sの2つの変異を再現できるとともに、I200V、S245P、V300Iという新たな変異を同定することができた。更にこれらの変異したアミノ酸が、実際にボンクレキン酸からファンデルワールス距離内にあることが結晶構造解析で証明され、我々の方法が実用的なものであることが実証された。
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