研究課題
障害リソソームのオートファジーの免疫電子顕微鏡レベルでの解析を行うため、オートファジーのマーカーとして知られるLC3を検出するための手法の開発をさらに進めた。4%パラホルムアルデヒドを用いた短期の固定を基本として、一次抗体にプロテインA結合金コロイドとAlexa488結合二次抗体の両方を反応させることにより、凍結超薄切片の蛍光観察に基づく、同一部位の電顕相関観察を行うことが可能となった。さらに、内在性のp62タンパク質との二重染色も可能となった。さらに、小脳プルキンエ細胞特異的カテプシンD欠損マウスと同様、小脳変成を来すGPHR(Golgi pH regulator)の小脳プルキンエ細胞(およびバスケット細胞)特異的マウスの解析を進めた。このマウスは小脳プルキンエ細胞の脱落に起因した協調運動障害や下肢反射異常の表現型を示した。電子顕微鏡三次元立体再構築の結果、ゴルジ体内腔酸性環境不全はゴルジ体の形態異常を引き起こすことを明らかにした。また、ゴルジ体のプルキンエ細胞ないにおける分布の異常や、シスゴルジからトランスゴルジにいたるゴルジ体の極性も喪失した。さらに形態学的解析から、GPHR欠損プルキンエ細胞の軸索および軸索終末は肥大し、バスケット細胞からプルキンエ細胞への投射も消失し、プルキンエ細胞の細胞体は代わりにバーグマングリアの突起で囲まれることが明らかとなった。さらに、それに引き続きプルキンエ細胞の細胞体には登上線維由来のシナプスの異所的な付加が観察された。
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