研究課題/領域番号 |
17K08692
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
九嶋 亮治 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (40252382)
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研究分担者 |
福田 昌英 大分大学, 医学部, 医員 (80854299)
向所 賢一 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (50343223)
松原 亜季子 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (80626325)
石垣 宏仁 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (90432301)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | fundic gland polyps / foveolar cell / parietal cell protrusion / PPIs |
研究成果の概要 |
PPI関連胃底腺ポリープはPPI非関連胃底腺ポリープに比べて、組織の腺窩上皮・壁細胞の過形成がみられた。免疫二重染色の手法により、MUC5AC陽性細胞(腺窩上皮細胞)とKi-67陽性細胞(増殖細胞)の特に胃底腺深部における共陽性率が、PPI関連胃底腺ポリープにおいて高かった。遺伝子解析では、β-cateninの遺伝子変異は、PPI関連胃底腺ポリープのわずか9.7%でしか認められなかった。これらの結果から、PPI関連胃底腺ポリープとPPI非関連胃底腺ポリープは病理学的、分子病理学的に異なる病変である可能性があることを示した。
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自由記述の分野 |
人体病理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プロトンポンプ阻害薬で増大する胃底腺ポリープの増大のメカニズムの一部を明らかにすることが出来た。近年、腫瘍性異型を伴った胃底腺ポリープや出血を伴った胃底腺ポリープの報告も増えており、これらのポリープ発生、制御に役立つ新たな知見であるかもしれない。
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