研究課題/領域番号 |
17K08713
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所) |
研究代表者 |
大久保 陽一郎 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), 病理診断科, 副部長 (40516267)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 神経内分泌腫瘍 / 神経内分泌癌 / neuroendocrine tumor / neuroendocrine neoplasm / GOGNET |
研究成果の概要 |
本研究では膵神経内分泌腫瘍の病理解析と追跡調査を行い再発・転移、予後を解析した。さらに多施設共同研究でpancreatic polypeptideの発現解析を行い、約5%で発現亢進が確認された。本研究では、消化管や膵神経内分泌腫瘍の病理学的解析に加え、Composite gangliocytoma/neuroma and neuroendocrine tumor(についても検討した。この稀な腫瘍は従来gangliocytic paragangliomaと分類されていたが、国際会議で討論し、新名称CoGNETが提案され、WHO腫瘍分類第5版で採用された。
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自由記述の分野 |
人体病理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的意義および社会的意義は、神経内分泌腫瘍の生物学的特性とその浸潤・転移メカニズムの一端の解明にある。得られた成果は、患者個別の治療計画を最適化し、治療効果の向上に貢献し得るものである。さらに、新たな腫瘍分類CoGNETの採用は、病理診断の精度を向上させるだけでなく、国際的な診断基準の統一にも大きく寄与する。これにより、世界中の医療機関で統一された診断が可能となり、患者の診断と治療の質が向上する。
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