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2019 年度 研究成果報告書

乳癌の再発・転移巣で出現する付加的遺伝子変異の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K08750
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 人体病理学
研究機関聖路加国際大学 (2019)
川崎医科大学 (2017-2018)

研究代表者

鹿股 直樹  聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 医長 (60263373)

研究分担者 赤羽 俊章  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任研究員 (70754480)
山下 哲正  川崎医科大学, 医学部, 助教 (00584939)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードNGS / 遺伝子変異 / 転移・再発 / 乳癌 / 薬剤到達性 / DNA品質
研究成果の概要

QIAseq Human Breast Cancer Panelでの93遺伝子のNGS検索で, 乳癌原発巣,転移・再発巣での遺伝子変異を検出することが可能であった.転移・再発巣で,薬剤到達性につながると思われるDNA変異あるいはCNV変化は,82% (9/11)の症例で検出された.乳癌での遺伝子変化を効率よく、また低コストで検出可能であることが示唆された.また,本研究ではホルマリン固定パラフィン包埋ブロックのDNA品質が経年変化を受けることも明らかとなった.

自由記述の分野

乳腺病理

研究成果の学術的意義や社会的意義

転移・再発乳癌の遺伝子変異を検出し,これを標的とする治療法に結び付けるための研究を行った.入手が容易で,比較的安価な遺伝子パネルでも82%の症例で,薬剤到達性のある遺伝子変異を検出できた.45%の症例では転移・再発巣で新たな遺伝子変異が検出され,(原発巣だけでなく)転移・再発での遺伝子検索の重要性が示唆された.また,本研究ではホルマリン固定パラフィン包埋ブロックのDNA品質が経年変化を受けることも明らかとなった.今後,手術等で得られた病理検体の保管を考慮する上で,有用な情報が得られた.

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公開日: 2021-02-19  

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