研究成果の概要 |
iNKT細胞は自然T細胞の1つとしてさまざまな機能を発揮するが、炎症性疾患の進展制御もそのうちの一つである。本研究では、心筋ミオシン重鎖(MyHC-α)ペプチドを免疫して作製した自己免疫性心筋炎マウスモデルにおいて、1)iNKT細胞欠損TRAJ18欠損マウスでは心筋炎が重症化する、2)α-ガラクトシルセラミド(α-GC)でiNKT細胞を感作時投与により活性化すると、心筋炎後の線維化が有意に改善される、3)その際の心臓におけるリガンド提示細胞は、心マクロファージ(CX3CR1+, CD206+, MerTK+, class II MHC+)であることの可能性が高いことを示した。
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