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2019 年度 研究成果報告書

iPS細胞由来ヒト造血幹細胞を用いた自己免疫性造血不全の発症機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09007
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 病態検査学
研究機関金沢大学

研究代表者

片桐 孝和  金沢大学, 保健学系, 助教 (60621159)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード自己免疫疾患 / iPS細胞 / HLA / 骨髄移植 / 免疫不全マウス
研究成果の概要

自己免疫性骨髄不全では、自己免疫異常により造血幹細胞が傷害される。異常免疫から回避する手段は造血幹細胞ごとに異なるため、造血の経時的様相に直接影響している可能性が考えられる。作製したiPS細胞から誘導した造血幹細胞を免疫不全マウスへ移植することにより、CTLにより造血幹細胞のサイズが縮小した後の造血構築において、各クローンの選択性およびサイズの乖離の有無を明らかにすることを目的とした。マウス体内で特定の表現型を有する造血幹前駆細胞のみが選択的に増殖し、その他の表現型を有する造血幹前駆細胞による造血はほとんど認められなかったことから、特定のクローンに選択的な造血優位性があることを明らかにした。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、難治性血液疾患である再生不良性貧血における造血様相を明らかにすることを目的としている。本研究成果は、患者の体内で起きている造血をiPS細胞を用いて再現し、それらの動態を明らかにした学術的意義が高いものであり、病態形成過程を解明するための重要な成果である。本研究の成果は、日本血液学会、アメリカ血液学会などの年次学術集会や国際誌での論文発表を通して、再生不良性貧血患者およびPNH患者の新規治療法の解明につながるものであり、社会的意義が高い。

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公開日: 2021-02-19  

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