研究課題/領域番号 |
17K09121
|
研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
尾崎 悦子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00438219)
|
研究分担者 |
渡辺 能行 京都先端科学大学, 健康医療学部, 教授 (00191809)
渡邉 功 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10636525)
松井 大輔 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20613566)
小山 晃英 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40711362)
栗山 長門 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60405264)
上原 里程 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90276999)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
キーワード | 25(OH)D / 骨代謝マーカー / 認知機能 |
研究実績の概要 |
2011年からインフォームド・コンセントを得て、血液採取、尿採取、骨密度測定、動脈硬化測定、食事記録、認知機能検査、自記式質問票等を含めて総合的な生活習慣調査を継続している約6,000人のコホート集団を対象として研究(J-MICC研究京都フィールド)を進めている。 2018年度には、2012年度のJ-MICC研究京都フィールドのベースライン調査(脳ドックを使用した調査研究)に参加した115人を対象として第二次調査を健診方式で実施したところ、101人(約88%)に調査を実施することができた。ベースライン調査同様の血液採取、尿採取、生活習慣調査(食・飲酒・喫煙・疾病・運動など)、食事調査(食事記録など)、動脈硬化検査(PWV・AI)、骨密度等の機器測定、血液検査、尿検査、MRI測定に加えて内臓脂肪測定、タッチパネルの認知機能検査、ロコモ調査(2ステップテスト・立ち上がりテスト・6m歩行速度テスト)等のデータの収集と追加のストレスチェックや骨関係等の調査票を収集することができた。 採取した血液からは5年前と同様の白血球、赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板、総蛋白、アルブミン、AST、ALT、γ-GPT、クレアチニン、尿素窒素、尿酸、総コレステロール、TG、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール、血糖、HbA1cを測定した。尿からは一般検査、尿中アルブミン、クレアチニンを測定した。 収集したデータはネットと隔離された環境下で入力を実施し、昨年度と今年度に収集した血清を順次25(OH)D、TRACP-5b、BAP、レプチンなど健康全般に関連する項目の検査を依頼している。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2018年度は脳ドックを使用した調査研究の第二次調査として101人の血液採取、尿採取、生活習慣調査(食・飲酒・喫煙・疾病・運動など)、食事調査(食事記録など)、動脈硬化検査(PWV・AI)、骨密度等の機器測定、血液検査、尿検査、MRI測定に加えて内臓脂肪測定、タッチパネルの認知機能検査、ロコモ調査(2ステップテスト・立ち上がりテスト・6m歩行速度テスト)等のデータの収集と追加のストレスチェックや骨関係等の調査票を収集することができた。生活習慣等や追加のストレスチェックや骨関係等の調査票調査票のデータ入力も2019年度のものは終了した。 ただし、脳ドックの調査研究の実施期間が実施場所との関係上、年末年始の時期となることから、2020年度に追加血液検査を実施する予定である。
|
今後の研究の推進方策 |
現在までに調査できている血清25ヒドロキシビタミンDの季節間濃度の違い、血清25ヒドロキシビタミンDと食事記録から推定したビタミンD摂取量食との関連、血清25ヒドロキシビタミンDと質問票から得た食状況との関連 等については2020年度の学会発表を予定している。 また、予定していた調査が終了したので、25ヒドロキシビタミンDやレプチン等の追加検査を実施して、終了すればデータの統合を行い、認知機能調査を含めた解析も実施する。最終的には論文作成を進めていく予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
調査研究の実施期間が2020年2月末までだったため、血液の分注作業などが年度末になっており、2020年度に追加の血液検査の依頼をする予定になっている。そのため、その他費用の支出を実施する方向で進める。
|