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2020 年度 研究成果報告書

25ヒドロキシビタミンDを中心とした認知機能低下、生活習慣病発症の前向き調査

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09121
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 疫学・予防医学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

尾崎 悦子  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00438219)

研究分担者 渡辺 能行  京都先端科学大学, 健康医療学部, 教授 (00191809)
渡邉 功  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10636525)
松井 大輔  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20613566)
小山 晃英  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40711362)
栗山 長門  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60405264)
上原 里程  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90276999)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード25(OH)D / 認知機能 / ビタミンD
研究成果の概要

血清25(OH)Dは男女間、季節間での差があり、以前の方向と同様であった。食事摂取頻度との関連については男女とも季節や野外時間を調整しても魚の摂取は血清25(OH)Dの低下に予防的に働くことが確認できたが、きのこなどでは認められなかった。認知機能評価との関連性については認知機能のスクリーニングであるMMSEとは関連については認められなかったが、語彙探索課題(語想起)や情報処理能力(SDMT)においては、性、年齢、BMI、腹囲、糖尿病有無、高血圧有無、脂質異常症有無、安定剤・睡眠薬有無、飲酒、喫煙、学歴を調整しても独立した関連因子であった。

自由記述の分野

栄養疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ビタミンDは骨粗鬆症、がん、糖尿病、動脈硬化、自己免疫疾患といった現代社会の主要疾患と深い関係があり、その指標となるのは血清25(OH)D濃度であるといわれている。
日本人の血清25(OH)D濃度は以前から言われているとおり低値を示していたものが多かった。今後、縦断的解析を進めて最適な値を確立するためには今回の値を示せたことは学術的に意義があるものと考える。また、血清25(OH)D濃度は認知機能、特に語想起課題や情報処理能力の独立した因子である可能性を示せたことは、高齢化社会に向けての社会的意義があるものだと考える。

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公開日: 2022-01-27  

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