ヒトスジシマカ成虫が昼間高密度で休息する場所を特定するために、開発した捕虫ゲージを用いて、様々な種類の植物を一定容積覆い、捕獲される成虫数をカウントした。成虫は直射日光の当たらない環境、大きな葉の茂る植物や植物が密に生い茂る環境に高密度で休息していた。また、ヒトや動物の通る道際などの比較的吸血源にアプローチし易い環境を好む傾向も抽出された。 開発したLED光源装置を用いて、赤、青、緑、白、燈、Uv、白色光で直線偏光フィルターをかけた光源への走光性を調査したが、光源間で有意な差は認められなかった。また、白色光源を点滅させた場合も、捕獲数に有意な差は認められなかった。
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