研究課題
基盤研究(C)
平成21年度から構築してきた生活習慣病における在宅健康サービス制度にAI(人工知能)、IT技術、Bluetooth機能を導入し、その有用性を検討した。研究プロトコルを作成し、倫理委員会での承認を得て研究開始、プロトコル論文を発刊した。(Diabetes Ther. 2019 Mar 15. doi: 10.1007/s13300-019-0595-5)。AI栄養指導は、ひとによる従来通常栄養指導と同等に有用で、ひとの負担軽減という点で社会的に有用と考えられた。
社会医学
医学的有用性は、最終的評価が終了していないため不明であるが、少なくとも、今回、構築したAIによる遠隔診療システムは、ひとの負担を軽減するという点で、社会的にインパクトを与える。特に我が国おいては、進む少子高齢化問題解決に向けて、Society5.0を目指しているが、本研究は、そのSociety5.0を目指すものである。これにより、健康寿命延伸など進むことが予想され、巡り周り、社会保障費の抑制、働ける年齢の延伸などによる生産年齢人口増加など可能となり、経済的効果も大きい。