司法解剖体を用い,皮膚のラマン分光法や画像による解析,ゲノムプロファイリング(GP)法によるDNAメチル化解析,各種生化学マーカー,臓器重量,骨密度,口腔内所見等と年齢との相関を解析した.これらの中で,①T3,T4と甲状腺の重量,②骨密度,③皮膚画像解析結果,④ヒトの肝臓のポリアミン代謝酵素活性,⑤ヒトの前立腺の重量や前立腺特異抗原⑥DNAのメチル化などが年齢と相関していることが分かった.特にGP法によるDNAのメチル化や皮膚のラマン分光による解析では非常に高い相関を認めた.歯牙の喪失歯数等の口腔内所見が年齢との有意な相関を認めることも分かった.すべての結果は論文公表中または投稿中である.
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