研究実績の概要 |
「ガバペンチン誘導体の不応例・不耐例に対する無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験」(セカンドライン試験)の症例集積を2017年11月に終え、データ固定、データ解析を行った後、研究チームメンバーが、2018年6月の米国臨床腫瘍学会(ASCO)および日本緩和医療学会学術大会(最優秀演題賞を受賞した)で発表した。また内容を論文化し、国際誌へ投稿中である。 前年度から行っていた「A Phase III, international, multi-centre, double-blind, dose increment, parallel-arm, randomised controlled trial of duloxetine versus pregabalin over 14 days for opioid unresponsive cancer-related neuropathic pain」(ファーストライン試験;日豪国際共同試験)のプロトコールコンセプト作成中に追加研究を行う必要があることが判明したため、日本緩和医療学会の協力を得て、調査研究を行い(2019年4-5月施行)、2019年1月に国際誌に掲載された。 プロトコールコンセプトを決定後(2018年8月)、プロトコール作成を行った。プロトコールの内容は全豪州に告知すべく、11月に豪州臨床腫瘍学会、2019年3月10th Palliative Care Clinical Studies Collaborative (PaCCSC)年次集会で発表を行い、オーストラリア内の各施設代表者との討論を行い、プロトコール案を確定させた。 プロトコールは、日豪共同プロトコール(英語とその和訳例)とし、2019年3月に認定倫理委員会に提出し、現在審査中である。
|