• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

心不全大規模データベースによる突然死の日米比較:適正治療検証の新規システムの構築

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K09526
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 循環器内科学
研究機関杏林大学 (2019-2021)
慶應義塾大学 (2017-2018)

研究代表者

河野 隆志  杏林大学, 医学部, 教授 (60327509)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード心不全
研究成果の概要

Seattle Proportional Risk Model [SPRM]の本邦における精度は不明であったが、我々はWest Tokyo Heart Failure Registryに登録された急性心不全症例連続2240例で検証した。このRegistryにおける 2年全死亡率は 15.9%、うち突然死率は3.4%であった。我々は本患者群におけるLVEFとNYHAによる従来基準の突然死予測精度とSPRMの予測精度を比較し、SPRMのそれが従来基準をはるかに上回ることを確認した (c-index 0.65 [95%CI 0.55-0.75] vs 0.53 [0.42-0.63])。

自由記述の分野

循環器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

心不全患者の突然死予防のための植込み型除細動器(ICD)は、ガイドラインが示す適応基準に準じた使用が推奨されているが、左室駆出率 [LVEF] 35% 未満ならびにNYHA II-IIIという一次予防基準に関しては限界があることも指摘されている。SPRMのようなリスクモデルによる個別の突然死発症リスク・ICD植込みメリットの提示は、ICD使用におけるshared decision making・個別化医療の実践に繋がると期待され、今後の活用が必要と考えられる。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi