Seattle Proportional Risk Model [SPRM]の本邦における精度は不明であったが、我々はWest Tokyo Heart Failure Registryに登録された急性心不全症例連続2240例で検証した。このRegistryにおける 2年全死亡率は 15.9%、うち突然死率は3.4%であった。我々は本患者群におけるLVEFとNYHAによる従来基準の突然死予測精度とSPRMの予測精度を比較し、SPRMのそれが従来基準をはるかに上回ることを確認した (c-index 0.65 [95%CI 0.55-0.75] vs 0.53 [0.42-0.63])。
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