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2020 年度 研究成果報告書

高リスク冠動脈硬化巣を認識する多面的非侵襲的画像診断法確立のための基盤研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09566
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 循環器内科学
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

浅海 泰栄  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (20629315)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード冠動脈硬化 / 病理学 / 放射線診断学
研究成果の概要

非造影T1強調核磁気共鳴画像法(MRI)を用いた低侵襲冠動脈硬化疾患の診断技術は、将来における冠動脈硬化症のスクリーニング技術として期待されることから、本研究ではT1強調MRIの精度の高いリスク層別化法としての技術の確立、分子を含めた病態の解明を行う研究を行った。まず将来の冠動脈イベントと直結する、T1強調MRIにて高信号に可視化される冠動脈プラークの病的意義および自動定量を目標に取り組んだ。結果高信号冠動脈プラークは血管内画像診断法・病理組織所見から脂質成分に富み、プラーク容量が大きいことが推定され、市販ソフトを用いた3次元半自動冠動脈プラーク評価法は精度高くその後の事故予測可能であった。

自由記述の分野

循環器病態学

研究成果の学術的意義や社会的意義

若年者の冠動脈疾患発症はその後の多くの介入が必要となるため、未然に発症を予防する・予知する低侵襲的手法の開発が求められている。近年、造影X線冠動脈CTを用いた動脈硬化の解剖学的情報を知ることがその後の冠動脈疾患発症リスクを軽減させることが報告されている。すなわち冠動脈硬化の解剖学的情報を知ることがその後の新たな介入が可能となり、予後を改善させることができるという期待が持たれている。この核磁気共鳴画像法を用いた冠動脈硬化の解剖学的評価法は、全く造影剤を用いることがないことから、スクリーニング法として予後を改善させることが期待されることから、技術的発展が益々望まれる分野である。

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公開日: 2022-01-27  

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