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2019 年度 研究成果報告書

Aging deteriorates the function of lung stem cells, but it can be restored by calorie restriction.

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09666
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 呼吸器内科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

ヒガブ中井 アハマド  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (00507915)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードlung / stem cells / Calorie restriction / aging
研究成果の概要

高齢化が肺上皮細胞に及ぼす影響と、カロリー制限が若年マウスおよび老年マウスの肺に及ぼす影響を検討した。高齢化により幹細胞の減少が認められた。また、カロリー制限は若年マウスと老年マウスの両方で幹細胞の増加を誘発した。高齢化は肺の炎症を引き起こしたが、カロリー制限は炎症を軽減させた。さらに、加齢は肺幹細胞の増殖能を低下させたが、カロリー制限は若年マウスと高齢マウスの両方で幹細胞の増殖能を亢進させた。
結論として、高齢化は肺上皮細胞にいくつかの障害を引き起こすが、カロリー制限は、それが高齢時で開始された場合でも、高齢化が引き起こす障害の改善を含め、肺上皮細胞にいくつかの潜在的に有益な変化を引き起こす。

自由記述の分野

lung stem cells

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢化が肺上皮細胞に及ぼす影響と、カロリー制限が肺に及ぼす影響をマウスにおいて検討した。高齢化では幹細胞数減少と増殖能低下、ミトコンドリア数と機能の低下を引き起こすが、カロリー制限により、若年/高齢マウスともに幹細胞増加と自己増殖能亢進、ミトコンドリア数と機能の上昇が認めらた。高齢化は肺上皮細胞にいくつかの障害を引き起こすが、カロリー制限は年齢によらず肺上皮細胞に潜在的に有益な変化を引き起こす。

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公開日: 2021-02-19  

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