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2019 年度 研究成果報告書

腎疾患合併妊娠に対する治療薬の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09682
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 腎臓内科学
研究機関東北大学

研究代表者

佐藤 博  東北大学, 薬学研究科, 名誉教授 (60215829)

研究分担者 佐藤 恵美子  東北大学, 薬学研究科, 准教授 (20466543)
高橋 信行  東北大学, 薬学研究科, 教授 (40588456)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードIgA腎症 / SLE / 腎疾患合併妊娠 / ニコチンアミド
研究成果の概要

本研究では、腎疾患合併妊娠として全身性エリテマトーデス(SLE)とIgA腎症における妊娠に着目した。これらの疾患は妊娠可能な女性に好発する疾患である。またこれらの疾患における妊娠は、流産・早産、胎児発育不全、妊娠高血圧症候群等の合併が高頻度で出現し、妊娠予後が不良であることから、新規治療薬法の開発が急務である。我々はすでにニコチンアミドは妊婦に投与可能な薬剤であり、酸化ストレスや内皮障害を改善して妊娠高血圧腎症モデルを改善させることを明らかにしている。本研究では、ニコチンアミドの作用機序、およびニコチンアミドのSLEまたはIgA合併妊娠における胎児発育不全の改善等治療効果を検討した。

自由記述の分野

腎臓内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により腎疾患合併妊娠であるSLE合併妊娠およびIgA腎症合併妊娠の治療にニコチンアミドが有用であることが示唆された。このことによりこれまでほとんど研究が行われていなかった腎疾患合併妊娠の基礎研究がすすみ、治療法の基盤が構築される。またニコチンアミドが腎疾患合併妊娠の治療に応用されることで、未熟児の出生率減少が期待され、また出産後の予後の改善も期待されるため、患者のQOLを向上させることが可能となる。腎疾患合併妊娠に対する治療法の研究はほとんど行われていないため、本研究は腎疾患合併妊娠における問題を解決できる可能性を示した。

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公開日: 2021-02-19  

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