MRは核内受容体に属する蛋白であり、アルドステロン依存性にENaCやSGK1などの標的遺伝子の発現を促進し、腎遠位尿細管においてナトリウムの再吸収を通じ血圧を上昇させる機能を持つ。しかしながら、MR活性化に関わる分子メカニズムは未だ詳細が不明のままである。本研究でC14orf43が高血圧などの病態においてアルドステロン作用増強に寄与している可能性が示唆される。またC14orf43の全身ノックアウトの機能解析を行うことで何等かの表現型が得られ、この表現型が未だ原因不明である既報の疾患の表現型と酷似していた場合新規のコファクター病の報告となる可能性がある。
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