脊髄炎を来す代表的疾患であるNMOSD患者の髄液プラズマブラストからリコンビナントAQP4抗体を作成した。AQP4 Abでアストロサイトを刺激するとミトコンドリアDNAとケモカインであるCCL2が増加した。ミトコンドリアDNAは単球からのCCL2を増加させることから、単球の病巣へのリクルートが増強されることが予測される。またアクアポリン4抗体を直接ラットの脊髄に注入したところ疼痛が誘発され、NMO疼痛動物モデルの確立に成功した。 原因不明の脊髄炎については候補となる抗原の探索を行った。現在セルベースとアッセイを作成して候補となる抗原の絞り込みを行っているところである。
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