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2019 年度 研究成果報告書

再生アソシエイト細胞静注による脳梗塞治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09812
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 神経内科学
研究機関東海大学

研究代表者

瀧澤 俊也  東海大学, 医学部, 教授 (70197234)

研究分担者 永田 栄一郎  東海大学, 医学部, 教授 (00255457)
浅原 孝之  東海大学, 医学部, 教授 (20246200)
増田 治史  東海大学, 医学部, 准教授 (50278496)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード再生治療 / サイトカイン / 脳梗塞 / 血管再生 / 脳保護
研究成果の概要

本研究の目的は、脳梗塞患者を対象とし再生アソシエイト細胞(RACs)静注治療を実現することである。3年間で以下の結果を得た:①マウス中大脳動脈永久閉塞モデルにおけるRACs静注の梗塞巣縮小・血管再生・抗炎症効果が確認でき、②RACs移植は、脳梗塞患者の血管内皮前駆細胞の分化増幅、血管再生、抗炎症効果をもつ細胞群として“極めて良好な血管再生環境”を生み出すことが確認された。③これらの結果を受けて第1相臨床研究の実施を試みたが、現実的なハードルが高くその実現には至らなかった。一方、並行して進めていたMoyamoya病患者の病態解明において、IL-10産生低下がEPC分化を妨げていることを示した。

自由記述の分野

神経内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

脳卒中は日本人の死因の第4位、要介護を必要とする患者の24%、心筋梗塞の3~10倍の発症率を来す重大な国民病である。我々が開発した再生アソシエイト細胞は、神経細胞保護と血管再生・神経細胞再生の両輪の治療効果が期待出来る新規治療と位置づけられる。RACs移植は、1)培養開始後1週間で移植可能となること、2)採血量が少ないこと、3)自己細胞なので免疫拒絶反応の危険が少ないこと、4)培養に際し特別な機器や施設を必要としないなど多くの臨床応用上の利点を有する。本治療法の有用性が確立されれば、従来の脳梗塞急性期の血栓溶解・血行再建治療に併用して加療を行うことができ、この医学的意義は極めて高い。

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公開日: 2021-02-19  

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