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2019 年度 研究成果報告書

肥満症病態におけるprecursor mRNA選択的スプライシングの役割の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09855
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 代謝学
研究機関群馬大学

研究代表者

佐藤 哲郎  群馬大学, 医学部附属病院, 非常勤講師 (40302484)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード選択的スプライシング / THRAP3 / 白色脂肪細胞 / 肝臓 / ノックアウト / マウス
研究成果の概要

転写因子/スプライシング因子として機能するTHRAP3の生体内における生理的役割は不明である。本研究では肥満症病態におけるTHRAP3の役割を解析するため、白色脂肪細胞および肝臓特異的THRAP3ノックアウト(KO)マウスを作成した。臓器特異的KOマウスの出生数が予測されるよりも少なく、一部のKOマウスは胎生致死に至ると考えられた。無事出生したKOマウスにおいて明らかな病理学的異常は見出せず、標準餌または高脂肪食下において摂餌量、体重、耐糖能にはコントロールに比較して有意差を認められなかった。今後、胎生致死の原因検索、ならびに個体数を増やして更なる解析が必要である。

自由記述の分野

内分泌代謝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

mRNA選択的splicing (AS)は、単一遺伝子から複数の蛋白isoformが翻訳されて個の多様性を生み出す生体内機構であり、その異常は癌や神経変性疾患の原因となる。近年私達は転写共役因子Helz2 knock-out (KO)マウスが肥満に対して抵抗性になることを報告した。更にHelz2に結合する蛋白としてsplicing因子であるThrap3を同定し、Thrap3がHelz2と協調的に白色脂肪細胞分化を促進することも報告した。本研究では、私達が樹立した臓器特異的Thrap3 KOマウスを用いて、Thrap3の生体内機能解析を行い、AS異常が肥満症病態に及ぼす影響について検討した。

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公開日: 2021-02-19  

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