• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

脂肪細胞での統合的ストレス応答経路による肥満制御機構の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K09862
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 代謝学
研究機関徳島大学

研究代表者

三宅 雅人  徳島大学, 先端酵素学研究所(プロテオ), 講師 (30588976)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード肥満 / 糖尿病 / 臓器連関 / 摂食調節
研究成果の概要

本研究では、代謝疾患の際に生ずる様々なストレスに応答するための一つである統合的ストレス応答経路の脂肪脂肪における役割についてマウスを用いて解析を行った。その結果、脂肪細胞での統合的ストレスの活性化は、脂肪細胞自身の代謝には大きく影響しないことが判明した。一方で、脂肪細胞での統合的ストレスの活性化は、摂食抑制因子として知られているGDF15の発現を上昇させて高脂肪食選択的に摂食を抑制することを明らかにした。また、高脂肪食によって誘導される食事性肥満が脂肪細胞の統合的ストレス応答によって改善されることを見出した。

自由記述の分野

代謝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果によって統合的ストレス応答の活性化は、細胞自律的なストレスへの対応の役割だけでなく、内分泌ホルモンなどを介した臓器連関によって個体レベルでストレスに応答して恒常性を保つために機能していることが示唆された。また、脂肪細胞への適切な統合的ストレス応答の活性化は、摂食行動を制御する可能性が示され新たな肥満や糖尿病の治療標的となることがわかった。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi