研究成果の概要 |
同種移植患者34例の血漿中のHHV-6DNA量をデジタルPCR及びリアルタイムPCRで測定し、CD4+ T細胞におけるCD134(HHV-6特異的受容体)発現率とHHV-6再活性化の関連を前向きに検討した。 HHV-6再活性化群では非再活性化群に比し移植前のCD4+ T細胞におけるCD134発現率(CD134/CD4比)が有意に高値だった(3.8% vs 1.5%, P<0.01)。多変量解析にて移植前CD134/CD4比高値(odds比=10.5, P=0.03)と臍帯血を含むHLA不適合移植(odds比=15.4, P=0.04)がHHV-6再活性化のリスク因子であることを示した。
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