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2021 年度 研究成果報告書

肺動脈性肺高血圧症における2型自然リンパ球の役割

研究課題

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研究課題/領域番号 17K09965
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 膠原病・アレルギー内科学
研究機関東北医科薬科大学 (2018-2021)
東北大学 (2017)

研究代表者

城田 祐子  東北医科薬科大学, 医学部, 准教授 (20455819)

研究分担者 石井 智徳  東北大学, 大学病院, 特任教授 (10282138)
藤井 博司  東北大学, 医学系研究科, 准教授 (30531321)
藤原 亨  東北大学, 大学病院, 講師 (60333796)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード肺動脈性肺高血圧症 / 転写因子GATA2 / 2型自然リンパ球
研究成果の概要

転写因子GATA2は,血管内皮細胞や血球分化に不可欠で,GATA2変異による肺動脈性肺高血圧症 (PAH) 発症機序と2型自然リンパ球(ILC2)の関与を検討した.GATA2-KOマウスを低酸素室で飼育しPAHを誘導した.GATA2-KOはControlと比較し, 有意に肺細動脈リモデリングが強く,脾臓では有意にGATA3発現を認めた.GATA3はILC2分化と維持に不可欠だが,ILC2細胞数が少なく検討に難渋した. GATA2-GFPノックインマウスでは, GATA-2は肺細動脈に有意に発現していた.GATA2-KOでは,肺細動脈リモデリングが起こり,PAH発症要因となる可能性を示唆した.

自由記述の分野

リウマチ膠原病

研究成果の学術的意義や社会的意義

転写因子GATA1は,造血系の発生・維持や,血管内皮西郷の性質維持に重要であることが知られている.ヒトGATA2欠損症において,肺高血圧症(PH)を認める症例があるが,その詳細は不明である.今回の研究では,GATA2欠損マウスにおけるPH発症機序を明らかにすることを目的とした.GATA2欠損マウスでは,肺細動脈のリモデリングが起きやすいことを確認し,これがPH発症の要因となる可能性を示唆した.さらに, GATA2欠損マウスでは,GATA3 の発現が上昇していた.GATA3はILC2分化と維持に不可欠であり,ILC2とPH発症の関連についても検討したが,ILC2細胞数が少なく検討に難渋した.

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公開日: 2023-01-30  

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