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2019 年度 研究成果報告書

尋常性白斑の病態へのHLA-Aの関与とその発現調節機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10228
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 皮膚科学
研究機関山形大学

研究代表者

林 昌浩  山形大学, 医学部, 講師 (30396569)

研究分担者 鈴木 民夫  山形大学, 医学部, 教授 (30206502)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードHLA-A / 白斑 / 発症リスク / 一塩基多型 / eQTL
研究成果の概要

白斑は皮膚メラノサイトに対する自己免疫疾患であるが、なぜメラノサイトに対する免疫寛容が破綻するのか、その発症メカニズムは明らかにはなっていない。日本人白斑患者を対象にした以前の研究で、白斑の発症リスクに関係する一塩基多型(SNP)が、メラノサイトに対する免疫反応に深く関連するHLA-A近傍にあることが示された。本研究では、発症リスクの高まるSNPを持つ人では持たない人と比較して末梢血リンパ球のHLA-A mRNA発現が比較的高く(P=0.065)、メラノサイト関連抗原がリンパ球表面のHLA-Aにより多く提示されることにより、免疫寛容の破綻と自己免疫反応が起こりやすくなることが示唆された。

自由記述の分野

皮膚科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

HLA-Aは免疫反応に関連する重要な分子の一つで、皮膚メラノサイトに対する自己免疫疾患である白斑において、細胞表面での自己抗原提示・認識に関与することで病態に重要な役割を果たしている。日本人白斑患者を対象にした以前の研究で、白斑の発症リスクに関係する一塩基多型(SNP)が、HLA-A近傍にあることが示された。本研究では、発症リスクの高まるSNPを持つ人では持たない人と比較して末梢血リンパ球のHLA-A mRNA発現が比較的高いことを示され、メラノサイト関連抗原がHLA-Aによって、より多く提示されることにより、免疫寛容の破綻と自己免疫反応の惹起につながることが示唆された。

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公開日: 2021-02-19  

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