研究課題/領域番号 |
17K10253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
安藤 智暁 順天堂大学, 大学院医学研究科, 助教 (10724669)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | アトピー性皮膚炎 / アレルギー / マスト細胞 / スクリーニング |
研究成果の概要 |
本研究は、アトピー性皮膚炎の病態に重要な細胞のひとつであるマスト細胞に着目し、この細胞の活性化・抑制に関わる分子をマウスの生体内でゲノム編集技術を応用しスクリーニングするための基盤技術の開発を行った。ゲノム編集のための分子を細胞に発現させる方法、活性化の記録に用いる分子の発現制御技術と、活性化の有無とゲノム編集対象分子とを結びつける基本的技術の開発に成功した。これらの技術は他の疾患モデルや細胞にも応用できる可能性がある。
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自由記述の分野 |
アレルギー
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アトピー性皮膚炎はかゆみを伴う慢性あるいは反復性の炎症性皮膚疾患である。近年新たな分子標的薬が開発されつつあり、アトピー性皮膚炎治療の選択肢は拡がってきているが、まだ完治に導くことはできておらず、今後も新たな治療薬の開発が求められている。本研究の成果はこのような分子標的薬の新たな標的を明らかにするための技術基盤であり、他の疾患の研究にも応用が可能である。今後実際のスクリーニング等を通じて、新規治療法の開発に役立てていきたい。
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