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2023 年度 研究成果報告書

自殺企図男性のLOH症候群に関する検証

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10345
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 精神神経科学
研究機関関西医科大学

研究代表者

織田 裕行  関西医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90340679)

研究分担者 中森 靖  関西医科大学, 医学部, 教授 (10716616)
木下 利彦  関西医科大学, 医学部, 教授 (20186290)
池田 俊一郎  関西医科大学, 医学部, 講師 (40772231)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2024-03-31
キーワードSuicide / Late-onset hypogonadism / Total testosterone / Replacement therapy
研究成果の概要

自殺は日本における主要な死因の一つである。なかでも高齢男性の自殺率が高い。この特徴が、LOH症候群のようなテストステロンの低下と関係があるなら、テストステロンに対する積極的な検査と治療が自殺予防の効果的な戦略となりうる。そのため、ホルモン値と自殺の関係について調査し検討した。
2017年4月から2020年3月までに搬入された自殺企図者のうち、20歳以上の男性は71人であった。総テストステロン値は22人で測定され9人が基準値を下回っていた。検査頻度は低いが高い頻度で基準値を下回っていることが分かった。総テストステロン値の低下は年齢にかかわらず自殺企図に関連する可能性があると推測された。

自由記述の分野

Psychiatry

研究成果の学術的意義や社会的意義

自殺企図男性に対する総テストステロン値の検査頻度は低いが、高い頻度で基準値を下回っていることが分かった。同時に、総テストステロン値の低下は年齢にかかわらず自殺企図に関連する可能性があると推測された。そのため、再企図予防の観点から、今後は自殺企図男性の総テストステロン値に関する積極的な評価を行い、ホルモン補充療法を含めた適切な治療につなげることが望まれる。
本研究は、総テストステロン値と自殺企図との関係について調査し検討した日本における最初の研究である。

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公開日: 2025-01-30  

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